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2022.04.13

「いつもの」が消費者に伝わり続ける、より良いデザイン。

こんにちは!

新潟は、今まさに桜の満開時期を迎えています。

新潟のデザイン会社
グラフィックデザインチーム「is good!」です。

いつも買っているあの商品
それがいつの間にかパッケージデザインが変わってしまい
わからなくなってしまったという経験はないでしょうか?

私は最近、それに直面しました。

漂白剤のボトルパッケージです。
ずっとリピートして買っていたものは緑色のボトルで
洗濯物のイラストなんかが描かれている
洗濯洗剤などによくある馴染みのある印象のデザインでした。
それがある時から店頭からなくなり、
どこを探しても見つからなくなりました。
あの商品は廃盤になってしまったのだと、半分あきらめていました。

その代わりになる商品はどれにするべきだろうかと、決めあぐねて
半年くらい経った時です。
友人とドラッグストアへ行くことがあり
「いつも買っていた、このシリーズの漂白剤がなくなって
ショックなんだよね」などと話したところ、友人が
「これじゃない?」と
漂白剤の棚の商品を指さしました。
それはいつも使っていた商品のパッケージとは全く異なるテイストの
どちらかというとマイナーな印象のするパッケージでした。
ところが、裏の説明を見ると、「パッケージが変わりました」という説明が
小さく書かれていました。
そのパッケージは、毎週かよっていたドラッグストアで
確実に目にしていた商品でしたが
あまりにも以前のデザインと違っていたため
まさかあのいつもの商品であるとは思いもしませんでした。

これに気づかなかった自分をデザイナーとして少し不安に思いましたが
なかなか大胆なデザイン変更であり、消費者の年齢が上がれば
上がるほどもっと気づかず、困った人が多いのではないかと
想像しました。

ロングセラーブランドなどの、パッケージデザインのリニューアルは
商品の売り上げを向上させる目的がありますが
ただ、今風におしゃれにしたからといって
売上が伸びるわけではありません。

消費者がデザイン要素のどこに商品のブランドの認識を持っていて
購入に結びつくのか。
そこを見極めて把握することが重要です。

パッケージデザインが変わった商品に気づくことができなかったという
少し残念な体験から
デザインリニューアルの難しさを
改めて感じました。

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