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2026.02.02

デザイン

2026年の感覚トレンド「グミタッチ」が示す、これからのデザイン

アートディレクター
デザイナーY

2026年版の「ピンタレスト プレディクト レポート(Pinterest Predict Report)」が公開され、その中で注目を集めているキーワードの一つが「グミタッチ」です。

グミタッチとは、見た目や触感から伝わる“ぷにっ”とした弾力ややわらかさを価値として捉える感覚トレンド。
強さやシャープさよりも、触れた瞬間にほっとするような質感が、いま多くの人の心を惹きつけています。

この背景にあるのは、デジタル中心の生活が続いたことへの反動かもしれません。
画面越しでは得られない「実際に触って確かめる感覚」への欲求が、プロダクトやデザインの中に少しずつ表れ始めているようです。

たとえば、
シリコン素材で押し心地を楽しめるワイヤレスイヤホンケースや、やわらかく沈み込むスマホケース。
化粧品では、むにゅっとした質感のハイライターやゼリーチーク、ぷっくりとした立体感のあるネイルなども、その一例です。
また、いま小学生の間で大ヒットしている「ボンボンドロップシール」も、
“触りたくなる”“集めたくなる”という点で、グミタッチの流れと重なる存在と言えるでしょう。

デザインの表現面でも変化が見られます。
角の取れたやわらかなフォルム、半透明素材、厚みや弾力を感じさせる文字表現など、
「触れたときの感覚」を想像させる工夫が増えてきました。
iPhone iOS26で大きく変化した「Liquid Glass」と呼ばれるUIデザインも、
まさにこうした感覚的価値を意識したデザインの一例です。

グミタッチは、単なる素材や見た目のトレンドではありません。
「使う前に、つい触りたくなる」
「手に取った瞬間、なんだかいい」
そんな感情に作用する体験そのものが、これからの商品価値の一部になっていくのではないでしょうか。

2026年は、その流れがよりはっきりと見えてくる年になりそうです。
私たちデザイナーにとっても、“見た目”だけでなく“感覚”まで設計する視点が、これまで以上に求められていくのかもしれません。

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