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2026.04.08
生成AI画像の限界を超える——撮影×合成という新しいアプローチ
近年、生成AIの進化により、テキストを入力するだけで瞬時に高品質な画像を生成できる時代が到来しました。マーケティング素材やSNS投稿、商品紹介など、さまざまな場面で活用が広がっています。しかしその一方で、実際に使おうとすると、いくつかの壁にぶつかることも少なくありません。
生成AI画像が抱える3つの課題
著作権リスク 生成AIは膨大なデータを学習しており、出力された画像が既存の著作物と類似してしまうリスクが指摘されています。商用利用においては特に、法的なグレーゾーンが残っており、安心して使えないケースがあるのが現状です。
製品や形状の再現性 実在する自社製品や特定のロゴ、パッケージデザインを正確に描写することは、現在の生成AIには非常に困難です。微妙に形が変わってしまったり、ディテールが崩れてしまったりと、商用素材としての精度に欠けることがあります。
“AI臭さ”という見えない壁 生成AI画像には、どこか非現実的な質感や、均一すぎる光の当たり方、微妙に不自然な構図など、見る人が直感的に「AIっぽい」と感じてしまう要素が宿りがちです。いわば「魂を抜かれたような」印象——これが、視聴者との感情的な距離を生んでしまいます。
解決策は「撮影×合成」にある
これらの課題を一気に解決する手法として注目されているのが、実際の撮影とデジタル合成を組み合わせたアプローチです。
製品や人物、空間は実際にカメラで撮影することで、著作権問題を回避しながら、正確な形状やリアルな質感を確保できます。そこにデジタル合成の技術を加えることで、背景の置き換えや光の演出、世界観の構築が自由自在になります。
撮影された素材には、人の手が関わることで生まれる「偶然性」や「温度感」が宿ります。これこそが、AI単体では生み出せないリアリティの正体です。
安全で、伝わる画像を
生成AIはあくまでも強力なツールのひとつ。それを盲目的に頼るのではなく、撮影という現実の力と組み合わせることで、著作権的にも安全で、見る人の心に届く画像表現が実現します。
テクノロジーと人間のクリエイティビティを融合させた、このハイブリッドなアプローチこそが、これからの画像制作の新しいスタンダードになるかもしれません。
フォトディレクター・レタッチャーY
「isgood」は新潟に拠点を置くデザイン会社「株式会社誠晃舎」のグラフィックデザインチームです。ブランディング、チラシ、カタログ、パッケージ、ポスター、ロゴ、製品デザイン、ブースデザイン、ホームページ製作、写真・動画撮影など総合的に行っています。