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2020.06.30

マスクから感じたリデザインについて

最近、やはり個人的に気になっているのは、マスクがどのように進化していくのかです。

若い人たちの間ではここ数年、黒いマスクをしているのを見かけますが、

コロナ禍以前は白い不織布のマスクがやはり一般的でした。

最近では白以外のカラーマスクや、夏向けの涼しい素材のマスク、

ファッションメーカーによるデザインに凝ったマスクなどもあります。

我ら「is-good」がある新潟県では地場産業である五泉ニット業界も

マスクの製造に力を入れています。

マスクの製造は、国内に止まらず世界的に見ても一大産業となりました。

これらのマスクがなぜこんなに多様化してきたのかと考えました。

今の時期には当然涼しいマスクが欲しいと思いますが、

カラーバリエーションをはじめとしてデザイン的に

マスクが変化してきたのは人々の「飽き」から来るものではと個人的に思います。

以前、コンサルタントの方から「人間は飽きがくる生き物なんです」

と聞いたことがあります。

飽きがくるから色々な料理があるし、服は傷む前に買い換える人が多いとも

おっしゃていました。

白の不織布マスクで機能は十分足りていますが、多くの人はやはり飽きたから違うものを

つけたいのだと思います。

やはりデザインがもたらす、変化や価値というものの凄さや大切さを改めて意識しました。

リデザインとは、「再設計」の意味で、一回製品になったものをより良く作り直すことです。

どうしても、モノが売れなくなると違うジャンルの新しいものへと目が行きがちですが、

実は、既に長く存在しているものをデザインし直していくことの方が商売の

近道だと思っています。

自分自身も身の回りのモノからリデザインを探って行きたいと思います。

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