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2020.07.16
アリスの世界を体験!「不思議の国アリス展」に行って感じた最近の展覧会の傾向
先日、新潟市新津美術館で行われている「不思議の国のアリス展」に行ってきました。
概要としては、作者のルイス・キャロル氏による自筆のスケッチや、
国内外のさまざまなアーティストによる「不思議の国のアリス」
にまつわる作品、約200点からなる展覧会です。
貴重な作品の展示も興味深かったですが会場自体もたくさん見所がありました。
作中に登場するものを模したオブジェがあったりなど、
自分がアリスになった気分で不思議の国を体感しているような気分を味わえます。
やはり、うさぎやハートなど女性受けするモチーフが多い作品だからか、
若い女性のお客さんが多く見受けられました。
写真が撮れるブース、いわゆるSNS映えをねらったフォトスポットがあることも
そういった年齢層が多い理由の一つだと思います。
さらには謎解き脱出ゲームがあったりなど展示ではない部分の
コンテンツの豊富さに驚きました。
最近ではこういった「体験型」の展覧会が多くなったように感じます。
静かに展示物を見るだけにとどまらず視覚や触覚などの五感を使って楽しむことが
できるので、より印象深く思い出として残すことができるのではないでしょうか。
また、撮影ブースで撮った写真をSNSにアップすれば広告の役割にもなりますし、
ブランディングの面から見てもよくできているなあと思います。
今まで真面目に自粛生活を続けてきましたがやはり外に出て、
体験してこそ学びは深まるのだと実感しました。
今後も気になる展覧会があれば、コロナ対策を万全にした上で参加したいと思います。
次はどんな新しいスタイルの展覧会が開催されるのでしょうか。
新しい生活様式が求められる今だからこそ新たに生まれる展覧会が今後あるかもしれませんね。
是非注目していきたいです!