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2021.08.19
「らしさ」を瞬間で伝えるロゴデザイン
日本勢のメダルラッシュに沸いた
東京2020オリンピックも8月8日に閉幕しました。
私は普段あまりスポーツ観戦はしませんが
オリンピックの時だけは日本を応援していました。
世界のトップアスリートの競技は魅せられるものがあり
毎日のようにTVで観戦をしておりました。
さて、オリンピックも閉幕したので
東京2020オリンピックのエンブレムについて
今更ながら改めて振り返ってみたいと思います。
同エンブレムはアーティストの野老朝雄さんがデザインしたもので
「多様性と調和」をコンセプトに
形の異なる3種類の四角形を組み合わせた市松模様を
日本の伝統色である藍色で描いたということです。
また、展開性が非常に優れており、開会式でのドローンによる演出や
会場の装飾や競技の紹介映像、それにユニフォームやグッズなど多岐にわたり
市松模様のデザインエレメントを印象的に組み込んで
統一された世界観を構築しています。
私は見た瞬間、シンプルながらも現代的でありつつ伝統を感じさせる
日本らしいロゴであると感じました。
緻密に計算されたデザインと明確なメッセージ、
そして統一されたビジュアルづくり。
「らしさ」を形にして伝える。
見た瞬間どう感じさせるのか、魅力をどう伝えるのかが重要であり、
その点ではこのロゴは「日本らしさ」を十二分に伝えていると思います。
引き続きパラリンピックで選手の活躍に期待しつつ、
私自身も企業やブランドの魅力「らしさ」をもっと伝えられるよう
今後もデザインに取り組んでいきます。