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2021.11.18

限界集落に作られた「未来コンビニ」から知る デザインのちから

こんにちは!

新潟のデザイン会社
グラフィックデザインチーム「is good!」です。

最近目に止まったニュースがありました。

11月12日に日本最大級の空間デザインアワード「日本空間デザイン賞2021」の
グランプリ「KUKAN OF THE YEAR 2021」が発表され
徳島県の木頭にある「未来コンビニ」が選ばれました。
「未来コンビニ」は現在までに国内外のデザインアワードで5つの賞を受賞して
世界的に注目されています。

この「未来コンビニ」は2020年4月にオープンした
「世界一美しいコンビニ」をデザインコンセプトとして
設計されたお店です。

私も「未来コンビニ」の存在を知ってから、気になっていて
実際に見てみたいと思っていました。

人口約1,000人の木頭地区北川集落に建築された
「未来コンビニ」は美しいデザインの建築物ということを生かし
多様な役割を果たしています。

・限界集落である地域の人たちの買い物環境の改善。
・地域の名産品である「ゆず」を使用した食品の販売。
・地域の人たちの交流の場
・観光客を集めるアイコン など

今回受賞した「日本空間デザイン賞」について
その趣旨説明の中に以下の内容が書かれています。

「社会が複雑化するなか、社会の多面的な問題を
デザインのちからによって解決に導き、
希望あふれる未来を切り開くことを使命としている。」

「未来コンビニ」は、このことを見事に実現していると
感じます。

デザイナーの社会への役割として求められていることは
こういうこともあるのだと知ることができました。

自由に旅行を楽しめるようになる時まで
もう少し時間がかかると思いますが
色々な場所の良いデザインを直接見に行ける日を
楽しみにしていたいと思います。

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