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2025.05.09
その土地のデザイン
デザイナーN
突然ですが、みなさんは道の駅をどんなときに利用しますか?
先日、新潟の海沿いを1時間以上かけてドライブしたのですが道中だけで3つの道の駅に立ち寄りました。
その土地の個性や魅力が道の駅に凝縮されており、ある種テーマパークのような感覚で新しい場所を見つけるたびに用もないのに立ち寄ってしまいます。
道の駅は年々増加しており、1993年の登録制度開始当初の103駅に対し、現在(2025年5月時点で)は全国で1,200以上に達しているのだそうです。それだけ需要が高まっており、近年道の駅は休憩施設としてだけでなく地元の特産品をPRや地域住民の交流の場、観光の目玉としての役割も担うようになってきています。
また利便性だけでなく、年々デザイン性にこだわった施設が増えているようです。ロゴ・サイン・建築・商品開発などにおいてデザインの方向性の共通点としては、その土地の風土や文化に根差しつつ、どこかホッとするような温かみのあるものが多いようにも感じます。都会から地方に観光にきたひとも、日常使いする地元のひとも、道の駅には地方や田舎ならではの安心感や親しみやすいデザインを求めているひとは多いのではないでしょうか。
はじめての土地で道の駅に立ち寄った際には、ぜひデザインの観点でも楽しんでみるとその地域の文化についてより深く知ることができるかもしれません。