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2025.09.08

当たり前になったQRコードで、どう魅せるか

デザイナーY

毎年この時期に開催される、私が制作を担当しているQRコードを使ったスタンプラリーイベントも、今年で3回目になりました。
参加者は各地の施設を巡ってQRコードを読み取り、ポイントを集めると賞品がもらえる仕組み。遊び心を感じながら参加できるイベントになっています。

最近は、QRコードの使い道がどんどん広がっていますよね。支払い、チケット、会員カードはもちろん、カタログやパッケージ、名刺など紙の媒体にも自然に印刷されるようになりました。スマホをかざすだけでWebサイトやSNS、動画にアクセスできるので、今やすっかり身近な存在です。

そんな中、ちょっとユニークなお土産として話題になっているのが、山口県の【YAMAGUCHI-BEN BOX(ヤマグチベンボックス)】。卵せんべいに山口弁とかわいいイラスト、そしてQRコードをプリントしてあり、そこから観光情報へアクセスできるんです。せんべいごとに違うQRコードを読み込むと、方言の意味や使い方を紹介するページに飛んだり、山口県内の観光地を楽しく知ることができます。お菓子を食べながら自然と観光に興味が広がる、新しいタイプのお土産なんです。

パッケージ分野でも、QRコードの使い道はどんどん広がりそうです。 たとえば食品ならレシピ動画へつなげて「作ってみたい」という気持ちを引き出せますし、アウトドア用品なら組み立てや使い方を動画で紹介すれば「これなら安心」と購買意欲につながります。キャンペーンやSNSへの誘導に活用するのも効果的ですね。

結局のところ、QRコードはただのリンクではなく、紙からデジタルへとつながる「入口」。動画やキャンペーンと組み合わせることで、紙だけでは伝えきれない商品の魅力をもっと直感的に伝えられます。QRコードが当たり前になった今だからこそ、ひと工夫や演出によってブランドの印象をより鮮明に、そして効果的に伝えることができるのではないでしょうか。

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